<h2 id="h2800f317ae">Markdownで書けるようにした</h2><a href="https://mishio-blog.vercel.app/c6dpns60ojqf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">前回の記事</a>ではHTMLで書いていましたね。 正直、ビミョーだなーと思っていたのでmarkdwon形式にも対応するようにしました。 <h3 id="hde5af457f4">マークダウンでの書き方</h3><pre><code>:::note info
markdown
:::

:::note warn
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:::</code></pre> <h3 id="hb6509f48bf">結果</h3>

:::note info
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:::note warn
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ブログをadmonition対応させてみる【markdown】

mishio

<h2 id="h714e2736f4">Admonitionとは</h2>マークダウンの記法の1つで、注釈や強調を表現するものです。 あくまでも拡張記法なので呼び方はさまざまで、Qiitaではnote記法と呼ばれているようです。 <a href="https://qiita.com/kazuki43zoo/items/680572c361dcca1a484c" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://qiita.com/kazuki43zoo/items/680572c361dcca1a484c</a> アイコンや色つきの背景で表現するのが通例のようですね。 <h2 id="h6b718c1867">書いてみる</h2>microCMSのリッチエディタでは当然書けないので、 マークダウンかHTMLを直接書くことになります。 マークダウンで書くとremarkなどでparseする必要があるので、 今回はHTMLにします。スタイルを当てるだけでいいので。

<div class="note info">
 補足情報とかを表現
</div>
<div class="note warn">
 注意を表現
</div>
<div class="note alert">
 警告を表現
</div>

ブログをadmonition対応させてみる

<h2 id="h45cc967e49">バージョンとコードネーム</h2>Vueのマイナーバージョンには、アニメ名がコードネームとして使われています。 AndroidバージョンのようにAから順に、 各アルファベットで始まるアニメが採用されているようです。

Androidはアルファベット順にお菓子の名前が採用されていましたが、 ネタが尽きたのかQから廃止になりましたね。 vue はどこまで続くんでしょうか。 <h3 id="h3de35099b3">参考</h3><a href="https://github.com/vuejs/vue-next/releases" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://github.com/vuejs/vue-next/releases</a> <a href="https://github.com/vuejs/vue/releases" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://github.com/vuejs/vue/releases</a>

Vueのコードネーム

<h2 id="h4edba1beef">ラインナップ</h2><ul><li>僕たちのリメイク</li><li>白い砂のアクアトープ</li><li>ヴァニタスの手記</li><li>カノジョも彼女</li><li>出会って5秒でバトル</li></ul>今期もそこまで多く見れていませんが、見続けている作品の現状の感想を書いていきます。 <h2 id="he1a6c8526b">僕たちのリメイク</h2><a href="https://bokurema.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://bokurema.com/</a> ラノベ原作の、芸大を舞台にした作品です。 ラノベ・アニメをジャンルで表現するとき、〇〇ものという言い方をよくしますが、 この作品はいろんな要素が詰め込まれているので、〇〇ものと一言では表せません。 学園ものであり、タイムリープもし、ラブコメ要素あり、クリエイター要素ありといった作品になります。 原作が好きで追いかけている作品なので、アニメ化が発表された時から心待ちにしていました。 特に、主人公たちが在籍するのは芸大の「映像学科」ということで、 原作では全て文字で表現されていたシーンが、アニメでどう表現されるのか非常に楽しみにしていました。 ※個人的には原作のタイムリープ部分がちょっと雑に感じていたのでそこも気になってました。 視聴してみての感想ですが、全体的にすごく満足いく仕上がりでした。 1話が1時間枠で放送されるなど、製作側がかなり力を入れてくれているのも嬉しかったですね。 そしてその1話ではなんと原作にはないストーリーが展開されました。 「僕たちのリメイク」には「僕たちのリメイク Verβ」というスピンオフ作品があるのですが、 こちらは主人公がタイムリープしなかった世界線の話になります。 1話では、主人公が会社を辞めてからタイムリープする前にゲーム制作会社へ転職していましたが、 これは実はスピンオフのストーリーです。 正直なところ、原作を知らない人が楽しめる仕掛けだったかはわかりませんが、 原作ファンからすると神演出でした。 キャラについてですが、シェアハウスの4人以外にも登場人物は割と多いです。 サークルの先輩だったり、同回生のメンバーだったりそれなりに多いのですが、 アニメでもしっかり登場してくれているのは嬉しいですね。 尺の都合上紹介が足りないと感じたケースもありますが、そこは仕方ないでしょう。 原作でも気がついたら人増えてるって感じでした。 そして肝心のストーリーですが、いい意味でテンポよく進んでいるなと感じました。 発表会など魅せたいシーンにはじっくり時間をかけて、日常シーンはサクサク進んでいるように見えますね。 1期も中盤に差し掛かりますが、物語としてはまだまだ始まったばかりなので、 これからの展開がどう描かれるのか楽しみにしたいところです。 ここまでのハイライトは6話の「奈々子の文化祭での歌唱」でしょう。 「God knows …」が流れたシーンは鳥肌が立ちましたね。 原作では曲の名前は明記されておらず、2006年に放送されたアニメの劇中歌という表現でした。 恭也とのカラオケシーンでも「そばかす」を歌うシーンがありましたが、 実音源を使ってくれるのはとても嬉しいですね。 答え合わせもできて原作勢からすると最高の演出でした。 さて、アニメはこれから後半に入ります。 原作を読んだときに「このシーンだけでもアニメ化してほしい！」と思った場面があるのですが、 そこまで放送されるのか？というところが気になっています。 再びタイムリープ要素が絡んでくるシーンも出てくるので、 制作陣の演出に期待しながら最後まで追いかけていきたいと思います。 <h2 id="h3aefe38833">白い砂のアクアトープ</h2><a href="https://aquatope-anime.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://aquatope-anime.com/</a> P.A.WORKS制作のオリジナルアニメです。 オリジナルアニメ枠は前期のVivyが高評価で、この作品もすごく期待されていたように感じます。 そして、その期待を裏切らない面白さ、作画の綺麗さ、さすがP.A.WORKSといった作品だと思います。 アニメの雰囲気や絵のタッチから、「色づく世界の明日から」を思い出しました。 この作品の舞台は沖縄で、アイドルを辞めた主人公・宮沢風花が沖縄にやってくるところから物語がスタートします。 アイドルを辞めて実家に帰るところだったのですが、帰る気になれない風花。 空港で見たポスターに惹かれ、逃避するように沖縄にやってきます。 あてもなく観光する中、立ち寄った「がまがま水族館」で館長代理を務めるもう1人の主人公、海咲野くくると出会い、 くくるの家で住み込みながら水族館で働くことになるのでした。 水族館の仕事にやりがいを覚えていく風花と、厳しい経営状況の水族館存続を目標に頑張るくくるのダブル主人公のような形で話は進んでいきます。 仕事での成功・失敗を通して絆を深めていく2人。 アニメの前半は、風花の居場所を知った母親が追いかけてきて、 風花があらためて水族館で働きたいという気持ちを確認したところで終わりました。 「夏休みが終わるまで」と期限を切ることになったのですが、 果たしてどのような形でラストを迎えるのか、非常に楽しみです。 くくるの友達や水族館のスタッフがキャラとして登場しますが、 全員沖縄らしい暖かさを感じさせてくれます。 うどんちゃんはいいキャラしてるなーと思いました。 あと、作中で登場するファーストペンギンのキーホルダーがめっちゃかわいいです。 グッズとして発売されないかな...。 <h2 id="h33030508f9">ヴァニタスの手記</h2><a href="https://vanitas-anime.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://vanitas-anime.com/</a> 月刊ガンガンJOKERで連載中の漫画が原作のアニメとなります。 アニメ見るまで作品を知らなかったのですが、放送前のPV等が印象に残ったので見始めました。 セリフ回しがちょっとキザなシーンが多いですが、それも含めて登場人物のキャラが立っていて、全体的にカッコよく仕上がっています。 バトルシーンも見応えありますね。 ちょうど回想話で前半が折り返す形になったので、後半の展開が楽しみな作品です。 <h2 id="heafa2b51fe">カノジョも彼女</h2><a href="https://kanokano-anime.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://kanokano-anime.com/</a> マガジンで連載中の漫画が原作のアニメとなります。 ネオスタンダードラブコメと公式は謳っていますが、ギャグ成分が多めなのでギャグアニメとして見ています。 出てくる女の子は可愛いんですが、正直ラブコメかと言われると微妙かなと思ってました。 なので漫画のほうは途中から読まなくなってしまったんですが、 アニメで見ると普通に面白いです。 作画も綺麗ですし、ギャグを挟みながら進んでいくテンポのよさはかなりいいなと感じました。 <h2 id="hcaac25a6cb">出会って5秒でバトル</h2><a href="https://dea5-anime.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://dea5-anime.com/</a> マンガワンで連載中の漫画が原作のアニメです。 2015年連載開始なので、もう6年経つことになりますね。 この頃からマンガワンで読んでいますが、マンガワンを支える作品の1つだと思います。 タイトルで釣るマンガかな？と思っていたら意外に面白くハマったのを覚えています。 また、ジャンルとしてはいわゆるデスゲームというジャンルになり、連載開始当初はデスゲームもので溢れかえっている状況でした。 立派に生き残ってアニメ化しているのはすごいと思います。 タイトル通りバトルものな訳ですが、キャラそれぞれが固有の能力を与えられており、 それを駆使して個人・チーム戦を戦っていく話になります。 主人公の「相手があなたの能力だと思った能力」という設定が面白く、 アニメで思考するシーンが多くても飽きないストーリーになっていて流石だなと感じました。 これから後半というところで、ストーリーは本格的なチーム戦に移っていきます。 新しい能力者もでてくるので、楽しみにしたいと思います。 作画にちょっと昔？な感じの匂いがするのも、個人的には好きです。 1話を見た時、HUNTER×HUNTER感があるなと思いました。 あと、予告編がちゃんと毎回用意されているのもポイント高いです。

アニメ感想・2021夏アニメ・僕たちのリメイク

【アニメ感想】2021夏アニメ感想（中間）

<h2 id="h5a18da58d5">ミモザの告白</h2><ul><li>著者 八目迷</li><li>出版 電撃文庫</li></ul><blockquote>その告白が、世界を変える。 とある地方都市に暮らす冴えない高校生・紙木咲馬には、完璧な幼馴染がいた。 槻ノ木汐――咲馬の幼馴染である彼は、イケメンよりも美少年という表現がしっくり来るほど魅力的な容姿をしている。 そのうえスポーツ万能、かつ成績は常に学年トップクラス。極めつけには人望があり、特に女子からは絶大な人気を誇っている――。 幼馴染で誰よりも仲がよかった二人は、しかし高校に進学してからは疎遠な関係に。 過去のトラウマと汐に対する劣等感から、咲馬はすっかり性格をこじらせていた。 そんな咲馬にも、好きな人ができる。 クラスの愛されキャラ・星原夏希。彼女と小説の話で意気投合した咲馬は、熱い恋心に浮かれた。 しかしその日の夜、咲馬は公園で信じられないものを目にする。 それはセーラー服を着て泣きじゃくる、槻ノ木汐だった。</blockquote><a href="https://www.shogakukan.co.jp/books/09453018" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.shogakukan.co.jp/books/09453018</a> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/662af00d6f2f4f2eb4714bdc9fcdb3d1/3f9e2bdbcc5a47ff923dc380ab36b102/%E3%83%9F%E3%83%A2%E3%82%B5%E3%82%99%E3%81%AE%E5%91%8A%E7%99%BD.png" alt=""> <h2 id="h8d78e14043">感想</h2>とても面白かったです。 八目先生の前2作も読んでいて好きだったので、今作への期待値も高かったですが、 期待を上回る面白さでした。 その前2作は時間要素を絡めた青春ものだったのですが、 今回は青春要素が全面に出ている作品でした。好きです。 今作ですが、テーマは「性同一性障害」でした。 完璧な幼馴染に対し、どこか近寄りがたさを感じていた主人公が、 その幼馴染の女装姿を目撃するところから物語が動き出します。 幼い頃から自分の性別と感情に違和感を感じていた幼馴染の「槻ノ木汐」。 周囲に隠すことをやめ、女子の服装をして学校生活を送ろうとするのですが、 クラスの中心的存在であったからかクラスメイトは中々受け入れることができません。 主人公・紙木咲馬は彼に歩み寄りますが、汐は嬉しいような迷惑なような複雑な感情を返してきます。 同じ時期に仲良くなった「星原夏希」に対する恋心を加速させていく中で、 咲馬は幼馴染・汐から告白を聞かされることに。 さらには、夏希から汐を好いていることを聞かされ、感情の整理をつけられないまま流れる日々。 三角関係と言うには複雑な関係は、それまでの関係を壊しながら、新しい関係性を紡いでいくことになります。 無意識に湧き上がる「変」「おかしい」「気持ち悪い」という感情。 主人公が自分の感情に対し、自分がなぜそう思うのかを突き詰めていく姿がとてもリアルでいいなと思いました。 自分がどうしたいかわからない中で、それでも答えを出さないといけない、 高校生の等身大な葛藤が読んでいてすごく伝わってきました。 汐の変化に伴ってクラスのカーストも変化していくのですが、 主人公以外の登場人物も、自身の葛藤と戦いながら日々を過ごしていました。 この作品の大きなテーマは「葛藤」なのかもしれません。 八目先生の前2作は単巻だったので今回もそうなのかな？と思っていましたが、 ラストを読むとどうやら続きそうです。 1巻で完結すると思って読んでいたので、最後の展開は衝撃でした。 早く次巻が読みたいです！

ライトノベル感想『ミモザの告白』

【ラノベ感想】ミモザの告白

<h2 id="hfaf181956d">春夏秋冬代行者 春の舞 上・下</h2><ul><li>著者 暁佳奈</li><li>出版 電撃文庫</li></ul><blockquote>世界には冬しか季節がなく、冬は孤独に耐えかねて生命を削り春を創った。 やがて大地の願いにより夏と秋も誕生し、四季が完成した。 この季節の巡り変わりを人が担うことになり、 役目を果たすものは "四季の代行者"と呼ばれたー。 これは季節を世に顕現する役割を持つ現人神達の物語。</blockquote><a href="https://dengekibunko.jp/special/syunkasyuutou/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://dengekibunko.jp/special/syunkasyuutou/</a> <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/662af00d6f2f4f2eb4714bdc9fcdb3d1/6e107927dd2f4ee1bd2c1940a3453ca3/%E6%98%A5%E5%A4%8F%E7%A7%8B%E5%86%AC%E4%BB%A3%E8%A1%8C%E8%80%85.png" alt=""> <h2 id="h8d78e14043">感想</h2>美しい世界観と、読んでいてひしひしと伝わってくる登場人物の感情が印象的でした。 読んでいて嬉しくなり、悲しくなり、苦しくなり、愛しくなる、そんな素敵な作品でした。 まず世界観ですが、季節は巡るのではなく代行者 が季節を巡らせる という設定が斬新です。 人がその役割を担う以前に代行者をやっていた生き物の話も書かれていて、まるでおとぎ話のようでした。 作中では「春が10年こなかった」「冬を根絶してしまおう」という表現がでてきますが、 人間は自然とともに生きているんだなと改めて実感できました。 登場人物は、四季の代行者とその護衛官が中心になります。 春夏秋冬なので4ペア、8名登場するのですが、それぞれが強い絆で結ばれているのが素敵でした。 今作の主人公は春で、各地に春を巡らせていくことになります。 過去の事件により春は10年巡ってこなかったのですが、 苦難・後悔を乗り越えての春の顕現は、読んでいて感動しました。 そして巡業中に発生した事件に立ち向かう春夏秋冬の代行者と護衛官達、 過去の苦難・後悔を乗り越えて立ち向かう姿は本当に格好よかったです。 登場人物が感情を爆発させるシーンがいくつかあったのですが、 ページ全体が文字で埋め尽くされていたり、行間で感情を表現していたりと、 暁先生の表現力もすごいです。気がついたら読み終わっていましたって感じです。。 世界観や彩るイラストも本当に素晴らしいです。 タイトル画像は上下巻をくっつけてみたのですが、壮観です。美しすぎて言葉が出ない...。 そして登場人物もみんな素敵でした。 モチーフが季節という概念なのに、なんでこんなにドンピシャに表現できるんでしょうか。 お気に入りの登場人物はさくらなのですが、スーツ姿がかっこよすぎです。 続刊についてですが、次巻は「夏」のお話になるそうです。楽しみ！

ライトノベル感想『春夏秋冬代行者 春の舞 上・下』

【ラノベ感想】春夏秋冬代行者 春の舞 上・下

業務でGitLab CI/CD を使用しており、あまり見ないエラーを踏んだので紹介します。 <h2 id="h70120ab096">何をしようとしたか</h2> Schedule Pipeline で夜間に重たいリグレッションテストを実行しました。 あらかじめ定めたタイミングで、ソースコードをビルドしてテストすることにより、&nbsp;&nbsp; 品質を保証しようという狙いです。 詳しくは言えませんが、テストデータが膨大でどうしても時間はかかってしまうので、 スケジュール実行しようぜという方針になりました。 <h2 id="h5b604ce9b5">テスト内容についてもうちょっと詳しく</h2> スケジュール実行するパイプラインの内訳は、 平均して15分くらいかかるジョブ（テスト）を500ジョブ というものです（テスト同士の依存はない）。 GitLab CI/CDは分散実行可能なので、ジョブに対して適切な数の GitLab Runnder を用意してあげるのですが、 諸事情により GitLab Runner を2つしか用意できませんでした。 なので少なくとも2日はぶっ通しで動き続ける想定になります。なかなか鬼ですね。 2つのRunnerたち に対して少々の罪悪感を抱きつつも、パイプラインを起動して颯爽と退社しました。 <h3 id="hc9b75b8591">2日目</h3> 出社してGitLabのパイプライン画面から実行状況を確認、順調に進んでいるようです。ありがとう！ （"感謝よりRunnerを増やせ"という怒りの声が聞こえてきますが、無視です） <h3 id="hb123af4792">2日目定時</h3> 引き続きRunnerが順調にテストを捌いてくれています。 それをいいことに定時退社する気まんまんだった私のもとへ、1通のメールが届きます。 Your pipeline has failed. ...なんてこった！ <h2 id="h3e7d730a68">原因を調べてみる</h2> Your pipeline has failed. ということは文字通りパイプラインでエラーがあったよということなんですが、 テストがエラー扱いしたケース・異常終了となったケースどちらも該当します。 今回であれば、テストの量的に1日で終わるはずがないので、異常終了だと想定できます。 結果を確認しにいくと、 200/500 が成功していて、残り 300 が失敗していました。 失敗していたジョブに残されていたログは以下です。 There has been a timeout failure or the job got stuck. Check your timeout limits or try again ふむふむ、何やらタイムアウトされたらしいです。 ですが、そもそも失敗した 300 のジョブは時間的にまだ実行されていないはずで、 タイムアウトというのは少しおかしいですね。 There has been a timeout failure or the job got stuck. the job got stuck. で「スタックに入った」と言われていますが、これも少し違います。 GitLab CI/CD の仕様では、スタック状態になるのは 実行できるRunnerが見つからないとき です。 Runnerは2台しかないのでスタックに入るのは合っているのでは、と思うかもしれませんが、 実行できるRunnerが存在する場合は（タグとかで判定される）、Runnerが他ジョブを実行していたとしても、 スタック状態にはなりません。Pending（実行待ち） というステータスになります。 Check your timeout limits or try again タイムアウトは設定できますが、設定値はジョブ実行時に対してのものなので、 実行していないはずなのにタイムアウトになるのはやっぱりおかしいです。 <h2 id="h7a15e9a662">原因はGitLabだった</h2> 調べてもあまりヒットしないので、GitLabのソースをのぞいてみました。 すると、以下のようなそれっぽいコードを見つけます。 <code>BUILD_PENDING_OUTDATED_TIMEOUT = 1.day</code> <a href="https://gitlab.com/gitlab-org/gitlab/-/blob/master/app/workers/stuck_ci_jobs_worker.rb#L13" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://gitlab.com/gitlab-org/gitlab/-/blob/master/app/workers/stuck_ci_jobs_worker.rb#L13</a> どうやら、Pending 状態のまま24時間実行されない場合は、失敗として扱われるようです。 この値はソース上で定義してしまっているので外部からは変更できません。 いくつかの issue でも議論されていますが&nbsp;GitLab としては「CI のパフォーマンス全体にかかわるから」として、 設定値を外部に切り出すことはあまりしたくないようです。 <h2 id="h0e137bd3ce">原因はGitLabではない</h2> そもそも、3日もかかるようなパイプラインは不適切です。&nbsp;&nbsp; Runnerの数を調整して短縮すべきですし、Runnerが足りないならパイプライン自体を分割しましょう。 仕事で例えてみましょう（うまい例かどうかはわかりません）。 今回でいえば、2人の部下に72hかかる仕事を3日間徹夜でやらせようとしたようなイメージになります。 ヘルプを頼むか（Runnerを増やす）、1日の稼働時間を考慮して作業分割をしてあげるのは当然ですよね。 考えなしに仕事を押し付けたら、1日後に部下が体調不良で倒れた、みたいな状況だといえるでしょう。 （体調不良なので、やってないタスクがあっても続行不可ということです） なので、これは上司（パイプライン・Runnerの管理をするワタシ）が原因ということになりますね。

***

実行待ちが1日続くと失敗扱いになる、という閾値はドキュメントに書いておいて欲しい気はしますが、
パイプラインで重たい処理をさせようとした際は、Runnerをいたわる気持ちをもって設計を見直してみましょう！
（1ジョブの実行時間が長いのは処理内容上仕方ないケースもあると思うので、また別の話です）

PendingのJobは1日経つと失敗扱いになる

【GitLab】PendingのJobは1日経つと失敗扱いになる

<h2 id="he4bfbf1fe7">TL;DR</h2> ソースコードだけじゃなくて .gitlab-ci.yml もちゃんと構文チェックしようね、って話です。 （執筆時のGitLabのバージョンは 13系です） <h2 id="h6f05119469">.gitlab-ci.yml で構文エラーを起こすと...</h2> .gitlab-ci.yml は GitLab CI のパイプライン処理を定義するファイルです。 .yml なので、当然 yml の構文に従って書かないといけませんし、GitLab CI の構文にも沿ってないといけません。 構文をミスると、実行時に構文エラーという悲劇を招きます。 <img src="https://images.microcms-assets.io/assets/662af00d6f2f4f2eb4714bdc9fcdb3d1/a459f47968b54c9e86731f3d241378eb/ci-cd-commit-failure-yaml-invalid-pipeline-page.png" alt=""> さて、マージリクエスト時にビルドチェックを入れていたとしましょう チームの運用にもよりますが、以下のような対処法があるでしょう。 <ul><li>masterブランチに修正をマージして、リベースする</li><li>該当ブランチの yml を修正して一緒にマージする</li></ul> 前者はリベースの手間が発生し、後者はほかの人がマージを待つことになりますが、 それほど大きな対応ではなさそうです。 「yml なんてそんなに書かへんししゃーないね、次回から気をつけようね」 という声が聞こえてきそうですね。 <h2 id="hea0f61e37b">.gitlab-ci.yml を別リポジトリで管理していると...</h2> .gitlab-ci.yml は基本はリポジトリルートに置いて管理しますが、&nbsp;&nbsp; 設定でパスを変えることができます。 <a href="https://docs.gitlab.com/ee/ci/pipelines/settings.html#custom-ci-configuration-path" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://docs.gitlab.com/ee/ci/pipelines/settings.html#custom-ci-configuration-path</a> 別リポジトリに置くこともできて、CIでしか使わないスクリプトもひっくるめて別管理できたりします。 外部のymlファイルを参照した状態で構文エラーを起こした場合、 ymlファイルを修正してリトライするだけで問題なさそうなのですが、そう都合よくいきません。 パイプラインをリトライしても反映されない のです（実行時の環境でリトライなので当然ですが...）。 この場合のつらいところは、MRを出しなおすか再度プッシュするぐらいしか解決方法がないところです。 コードに修正箇所があればよいのですが、問題が何もないときは非常にストレスです。 <h2 id="h01e975a87a">修正時に構文解析をかけよう</h2> ソースコードの構文解析をCIでチェックする、というプロセスはよくありますよね。 同じように .gitlab-ci.yml も構文チェックしてあげましょう。 <h2 id="hdec97f7e7b">CI Lint</h2> GitLab には&nbsp;.gitlab-ci.yml の構文チェック機能があります。 <a href="https://docs.gitlab.com/ee/ci/lint.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://docs.gitlab.com/ee/ci/lint.html</a> ymlファイルの内容をコピペするだけです。簡単ですね。 マージリクエスト時にAPI 経由で構文解析をかける 「CI Lint を手動で実行する」という運用も悪くはないのですが、 CI Lint には APIが公開されているので、CIでCI Lint を実行しましょう。 以下サンプルです。 ※GitLabRunner の動作環境<ul><li>executer は shell (bash)</li><li>jq, curl が必要</li></ul> .gitlab-ci.yml<pre><code>stages:
&nbsp;- lint

CI_Lint:
&nbsp;stage: lint
&nbsp;only:
&nbsp;&nbsp;refs:
&nbsp;&nbsp;&nbsp;- merge_requests
&nbsp;script: &gt;
&nbsp;&nbsp;jq --null-input --arg yaml "$(&lt;.gitlab-ci.yml)" '.content=$yaml'
&nbsp;&nbsp;| curl 'http://your.gitlab.server/api/v4/ci/lint'
&nbsp;&nbsp;--header 'Content-Type: application/json'
&nbsp;&nbsp;--data @-
&nbsp;&nbsp;| test \$(jq --raw-output '.status') = "valid"; exit $?</code></pre> スクリプトについてはほぼ公式のコピペです <a href="https://docs.gitlab.com/ee/api/lint.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://docs.gitlab.com/ee/api/lint.html</a> <code>test $(jq --raw-output '.status') = "valid"; exit $?</code> 最後の部分で、APIのレスポンスをみて構文エラーがあれば失敗としています。 <h2 id="ha214098e44">まとめ</h2>これで、直接プッシュでもしないかぎりは、構文エラーの混入が防げるようになりました。 CI Lint のAPIなんてどこで使うねんと思っていましたが、思わぬところで活用できました。 .gitlab-ci.yml の構文エラーが多発して困っている方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしてみてください。

【GitLab】CIファイルをCIでCI Lintにかける

<h2 id="h2e73004920">Prisma</h2><a href="https://www.prisma.io/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.prisma.io</a> <blockquote>Next-generation Node.js and TypeScript ORM</blockquote> Node.js / TypeScript の次世代ORM、Prisma の紹介です。 前々から話題にはなっていましたが、 2021/6月にツールセットが出揃ったので、記事を書いてみました。 <h2 id="h936a85c2ef">Node.js の ORM</h2> サーバーサイドJS（Node.js） のフレームワークである express や、 NestJS は、 自身が ORM を持っているわけではなく、&nbsp;&nbsp; 数あるライブラリの中から選定して組み合わせる形になります。&nbsp; 有名なのは Sequelize と TypeORM の 2 つです。&nbsp;&nbsp; どちらもマイグレーション機能があるなど高機能かつ、サポートしている DB も豊富で人気がありますが、&nbsp;&nbsp; TypeScript との親和性を考えると TypeORM に軍配があがるかなという感じでした。&nbsp;&nbsp; ※あくまでも個人の主観です。 ただ、TypeORM を使うとアノテーション（デコレーター）を多用せざるを得なくなってしまうので、&nbsp;&nbsp; 好みが分かれるところではあります。&nbsp;&nbsp; 私はプライベートでは基本的にバックエンドも TypeScript（Node.js）で書くことが多いのですが、&nbsp;&nbsp; どちらも「めっちゃ使いやすい！」とは感じませんでした。 <h2 id="h3b863d1620">Prisma の 登場</h2> そんな中、2020 年 6 月 に Prisma v2 がリリースされました。 Prisma Client, Prisma Migration, Prisma Studioというツール群で構成されている、 オープンソースのORMです。 ※Prisma v1 は ORM というよりは GraphQL サーバ みたいな感じで、ほぼ別物になります 個人的に感じた Prisma の特徴を挙げてみます。 <ul><li>スキーマファイルでモデルを定義できる</li><li>マイグレーション機能</li><li>DB 操作時のクエリが型付きで書ける</li><li>データベースの GUI クライアント</li></ul> <h2 id="hbb6a8f9be6">スキーマファイルでモデルを定義できる</h2> prisma.schema にモデルを定義します。 ※プライベートで書いてるコードを貼ってみます<pre><code>model Account {
&nbsp;id&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;Int&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;@id @default(autoincrement())
&nbsp;compoundId&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;String&nbsp;&nbsp;@unique
&nbsp;userId&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;Int
&nbsp;providerType&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;String
&nbsp;providerId&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;String
&nbsp;providerAccountId&nbsp;String
&nbsp;refreshToken&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;String?
&nbsp;accessToken&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;String?&nbsp;&nbsp;@db.LongText()
&nbsp;accessTokenExpires DateTime?
&nbsp;createdAt&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;DateTime&nbsp;@default(now())
&nbsp;updatedAt&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;DateTime&nbsp;@default(now())

&nbsp;@@index([providerAccountId], name: "providerAccountId")
&nbsp;@@index([providerId], name: "providerId")
&nbsp;@@index([userId], name: "userId")
}

model Session {
&nbsp;id&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;Int&nbsp;&nbsp;&nbsp;@id @default(autoincrement())
&nbsp;userId&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;Int
&nbsp;expires&nbsp;&nbsp;&nbsp;DateTime
&nbsp;sessionToken String&nbsp;&nbsp;@unique
&nbsp;accessToken&nbsp;String&nbsp;&nbsp;@unique
&nbsp;createdAt&nbsp;&nbsp;DateTime @default(now())
&nbsp;updatedAt&nbsp;&nbsp;DateTime @default(now())
}

model User {
&nbsp;id&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;Int&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;@id @default(autoincrement())
&nbsp;name&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;String?
&nbsp;email&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;String?&nbsp;&nbsp;@unique
&nbsp;emailVerified DateTime?
&nbsp;image&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;String?
&nbsp;createdAt&nbsp;&nbsp;&nbsp;DateTime&nbsp;@default(now())
&nbsp;updatedAt&nbsp;&nbsp;&nbsp;DateTime&nbsp;@default(now())
&nbsp;Betting&nbsp;&nbsp;&nbsp;&nbsp;Betting[]
}</code></pre>モデルを完全にソースコード（ts ファイル）から分離していて、&nbsp;&nbsp; 他の ORM と毛色が違っていますね。 書き方はドキュメントを見ながらになりますが、 公式が提供しているVSCode拡張でフォーマットできたりするので、かなり快適でした。 <a href="https://github.com/prisma/language-tools" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://github.com/prisma/language-tools</a> もちろんGit管理できます。 <h2 id="h5911738a10">マイグレーション</h2> prisma migrate コマンドにより、マイグレーションファイル（SQL）を発行できます。 初回起動時はもちろん、スキーマ変更時もSQLが生成されます。 こんな感じです。<pre><code>-- CreateTable

CREATE TABLE `User` (
&nbsp;&nbsp;`id` INTEGER NOT NULL AUTO_INCREMENT,
&nbsp;&nbsp;`name` VARCHAR(191),
&nbsp;&nbsp;`email` VARCHAR(191),
&nbsp;&nbsp;`emailVerified` DATETIME(3),
&nbsp;&nbsp;`image` VARCHAR(191),
&nbsp;&nbsp;`createdAt` DATETIME(3) NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP(3),
&nbsp;&nbsp;`updatedAt` DATETIME(3) NOT NULL DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP(3),
&nbsp;&nbsp;UNIQUE INDEX `User.email_unique`(`email`),
&nbsp;&nbsp;PRIMARY KEY (`id`)
) DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;</code></pre> また、マイグレーションの実行・ロールバックもコマンドで可能です。 ※SQLなのでGit管理できるんですが、複数人開発でうまくいくイメージがつかない... <h2 id="h315ee9943a">DB 操作時のクエリが型付きで書ける</h2>公式のページがすごくわかりやすいのでご覧ください。 <a href="https://www.prisma.io/client" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.prisma.io/client</a> prisma generate コマンドにより、スキーマファイルからTypeScriptの型定義ファイルを生成できます。 デフォルトだと node_modules/.prisma/client/ に出力されます。 この型定義を使うことで、select, where も型安全に実行できるようになります。 <h2 id="h71c543767b">データベースの GUI クライアントが備わっている</h2>prisma studio コマンドで、ブラウザから閲覧できるビューワーが立ち上がります。 簡単なCRUD 操作も可能です。 また、公式からデスクトップ版をインストールする方法もあるみたいです。 こちらのツールはオープンソースではないようで、ソースの公開はされていません。 DBクライアントツールを使っている場合はあまり魅力に感じない機能かもしれませんが、 個人的にはポイントが高い機能です。 <h2 id="h9710ffdf15">余談</h2>JavaScript界はフロントエンドもフレームワークが群雄割拠していますね。 フロントエンド・バックエンドもJavaScriptで書くケースは多いですし、 フレームワーク選定も楽しみの一つかと思います。 そして、JavaScript界には両方の面倒をみるフルスタックフレームワークも存在します。 <a href="https://github.com/frouriojs/frourio" target="_blank" rel="noopener noreferrer">frourio</a>, <a style="color:#000000" href="https://blitzjs.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">blitz.js</a>, <a style="color:#000000" href="https://redwoodjs.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">RedwoodJS</a> などですね。 これらに共通しているのは、 フロントエンドとしてNext.js(React)を、ORMとしてPrismaを採用している点です。 TypeScriptがJavaScript開発環境のスタンダードになったように、 PrismaがNode.jsのORM界を統一していく流れを感じました。 <h2 id="ha214098e44">まとめ</h2>Next-generation ORM と謳っているだけあって、未来感のある ORM・ツールではないでしょうか。&nbsp;&nbsp; 現在は TypeScript/JavaScript のみに対応していますが、&nbsp;公式 HP をみると Go にも対応しそうです。 バックエンドは Go で書くぜ！って人もお世話になることがあるかもしれません。 わりと変更が頻繁に入るので、業務でガッツリ使うのはそれなりにチャレンジな気もしますが、 そこは勢いのあるフレームワークを使う上で避けては通れない点ですね。 まだあまり使いこなせていないので、これからガンガン触っていきたいと思います。

Prisma ~Node.jsの次世代ORM~

<h2 id="h2f8b943664">視聴した作品</h2>最後まで視聴したのは、ざっとこんな感じですね。 ちょっと少なめです。 <ul><li>Vivy&nbsp;-Fluorite Eye's Song-</li><li>86 -エイティシックス-</li><li>SSSS.DYNAZENON</li><li>髭を剃る、そして女子高生を拾う</li></ul> 4月当初、今期は不作かな？と思ってあまり手を広げなかったのですが、 終わってみれば豊作だったと思います。 <h2 id="ha9199b5233">Vivy&nbsp;-Fluorite Eye's Song-</h2><a href="https://vivy-portal.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://vivy-portal.com/</a> AIと歌をテーマにしたオリジナルアニメ。 歌唱シーンはもちろん、戦闘シーンで流れる音楽が最高でした。 中でもEDの旋律が好きで、イントロで毎週ジーンと来ていました。 最終回でEDに歌詞を入れる演出も感動的でした。 10話あたりでVivyが作っている曲として流れたので予想はしていましたが、 実際に流れ始めるところは鳥肌もので、見直しても込み上げてくるものがあります。 個人的には、その最終回の1つ前の12話が好きです。 文字通り「もう後戻りできない」選択を下すことになるわけですが、 博士・Vivy・マツモトの覚悟がヒシヒシと伝わってきて、とても胸が熱くなりました。 間違いなく、2021年を、2020年代を代表するアニメの1つだと思います。 素晴らしいアニメをありがとうございました。 最後に、Vivyの好きなセリフを。 「いつまで稼動するかじゃない。どう稼動し続けるかでしょ？」 <h2 id="h9bed20ec63">86 -エイティシックス-</h2><a href="https://anime-86.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://anime-86.com/</a> アニメ制作が発表されてからは86のアニメを見るために生きてました笑。 原作を読んでいるので展開は知っていましたが、 まさか1クール使って1巻を描いてくれるとは思っていませんでした。 1巻を読んだ時の衝撃は今でも覚えていますし、 丁寧に制作してくださったスタッフの方々に感謝です。 このアニメ、とても絵が綺麗で繊細なのですが、 中でも戦闘シーンは臨場感あふれる描写でした。 原作の挿絵でレギオンやレーヴェのイラストは載っていましたが、 動いているシーンは頭で想像するしかなく、ようやく答え合わせができた気持ちです。 頭の中で思い描いていたイメージよりもはるかに格好良く感動しました。 レギオン単騎で無双するやばさがアニメだとダイレクトに伝わってきましたね。 2クール分割ということで、10月に2期が放送と発表されていましたね。 1巻のラストは飛ばされるのかな？と思っていますが、 どんな感じで開始するのか今から本当に楽しみです。 <h2 id="h58e9a57fa5">SSSS.DYNAZENON</h2><a href="https://dynazenon.net/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://dynazenon.net/</a> よかった。ただただよかった。 最終回の終わり方、まとめ方がすごく綺麗で、 1時間くらい余韻に浸っていました。 実は毎週見ていたわけではなくて、最初は「ロボットアニメかー...」と思って敬遠していました。 他のアニメが終わったタイミングで、せっかくだしと思って一気見したんですよね。 そのおかげか、見終わった時の達成感が半端なかったです。 最終回だけの満足度で言えば、今期ナンバーワンかもしれない。 戦闘シーンも、コミカルなシーンも、青春なシーンも全部よかったです。 怪獣の出現理由とかいろいろわからないことは多いんですが、 全部ひっくるめて「とてもよかった」です。 また、敵の怪獣使いもキャラが立っていて素敵でした。 ムジナさんかわいい。 前作のSSSS.GRIDMANは見ていなかったのですが、 すぐにNetflix契約して見ました。 こっちも面白かったです。DYNAZENONにつながっている箇所が結構あって、 先に視聴していたらまた違った感想だったんだろうなと思います。 でもDYNAZENONを先入観なしで見れたのは本当によかったです。 あと、EDのストロボメモリーめっちゃ好き。 <h2 id="hb5824f612d">ひげを剃る。そして女子高生を拾う。</h2><a href="http://higehiro-anime.com/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://higehiro-anime.com/</a> ラノベ原作を読んでいたので、アニメも追いかけたのですが、 3話ぐらいで、「話知ってるしなあ」と思って見るのをやめてしまっていました...。 そんな中、6月上旬に原作の最終巻が発売されたのですが、 なんとアニメでも最後までやるらしいよ、というではありませんか。 アニメ放送中に最終巻発売、そしてアニメでも完結までやるというならば見るしかありません。 北海道の実家に帰るパートは、原作でも心にくるシーンが多かったので、映像として見れてよかったです。 最終回もきれいにまとまっていて、満足感のあるアニメだったと思います。 主人公の吉田さんは、IT系の会社で働いていて、 原作の描写を見ているとかなり仕事ができるタイプなんですよね。 ライトノベルで男性主人公の周りに女性が集まってくるのはよくある話なんですが、 バリバリ仕事できるマンなので、周囲に女性が集まっているのも自分の中では納得感がありました笑。 最初はタイトルに釣られたのがきっかけだったのですが、 原作・アニメを通してこの作品に触れることができてとてもよかったです。 <h2 id="ha214098e44">まとめ</h2>順位をつけるとすれば上3つで悩みます。 甲乙つけがたいですが、最終話の満足度で DYNAZENONかな、、。 夏アニメも楽しみなのが結構あるので、素晴らしい作品に出会えたらなと思います。